完全無農薬で栽培され、自然のみで作られた希少な干し芋「ひがしやま(東山)」
生産者の仲さんは四万十町十川地区で昔ながらの「ひがしやま」を作っています。高知県では有名な干し芋のひがしやま(東山)は、ねっとりと甘く純粋なお芋の甘さが凝縮された逸品。使っている品種は高知では伝統の人参芋の後継品種として評判である「ほしあかね」。カロテンを含みオレンジがかったお芋は柔らかく甘いのが特徴。それを農薬や化学肥料を一切使わず、自然のみで育み、昔から伝わるシンプルな製造方法で干し芋にいたしました。完全手作業で一つ一つ丁寧に作られており、大量生産は出来ないですが、他では味わうことのできない自然の甘みがひろがる「ひがしやま」を是非一度ご賞味ください!
全て「手作業」昔ながらの窯焚き製法
高知県では長く愛されている「ひがしやま」ですが、仲さんは作り方にもこだわりを見せます。干し芋の作り方としては蒸す、焼く、煮る、など様々な方法がありますが、高知伝統のひがしやまは大釜で焚きじっくり煮て作る方法。仲さんは個人でやっているからこそ今でも薪をくべ窯焚きで一つ一つ丁寧にお芋の甘みを最大限に引き出しています。そして、しっかりと煮た芋をここでも一つ一つ皮をむき、綺麗に形を整え、干していく。ゆっくり火入れされたお芋は綺麗なオレンジに近い色をしており、干すことによりさらに旨み、甘みが増し、自然の力だけで出来上がった「ひがしやま」は地元の人や道の駅でもすぐ完売してしまうこともある極上のお菓子になります。
お客様からいただく「美味しい」のために
そんな仲さんが一番に考えることはやはりお客様からの「美味しかった」のひとこと。この自然豊かな四万十町の地で作る「ひがしやま」は、昔ながらの栽培方法や製造方法のため収穫量や一度に作る量もそこまで多くは出来ませんが、食べてもらう人のことを第一に考えながら、喜んでいただけるよう作っています。これからは少しずつでも全国のみなさんに「ひがしやま」の美味しさを知ってもらうこと、そしてこの四万十町にも是非遊びにきていただいて自然や食、人との交流を楽しんでほしい、と語ってくれました。