四万十の特産品を使用した、四万十だけのカヌレ
生産者の三浦さんはフランスで修行を積んだのち帰国し、四万十町でカヌレの専門店「アトリエ四万十」を始めました。
カヌレとは、小麦粉とお酒を使用したフランス南西部ボルドー地方の伝統菓子。アトリエ四万十の作るカヌレは、小麦粉の代わりに四万十町の仁井田米の米粉をブレンドした特製の米粉に、お酒はラム酒の代わりに四万十町の栗焼酎のダバダ火振りを使用した、こだわりのカヌレ。
外側はカリッと、中はしっとりもっちりとしており、歯ごたえのコントラストがたまりません。香ばしさの中に、上品な甘さが広がる焼き菓子、是非一度お試しください。
トースターで軽く焼き直し冷ますと出来立ての食感に
このカヌレは、オーブントースターで3分ほど温めて冷ましていただくと、外はサクッ!中はトロッ!となり、また少し違う食感が楽しめます。
また米粉を使うので、普通のカヌレより中の「モチっとした食感」がより強く、そのほかの特徴として、通常のカヌレはミツロウも使うのですが、「アトリエ四万十」では使っておらず、表面がちょっと違ったカリッと感が出ます。
このミツロウは油と一緒なので、たくさん食べると胃もたれする原因になりますが、「アトリエ四万十」のカヌレは、たくさん食べても胃もたれしない、一度食べたら止まらない美味しさがあります。
地元の食材を使って、食文化を紡いでいきたい
今後は飲食店を営むことも考えているという三浦さん。
フランス修行で培った技術を生かし、高級レストランのようなものではなく、フランスの当たり前の食事、当たり前すぎて世に出てこなくなった料理を提供していきたい。と語り、例えば、生姜と豚と米は四万十町にあるので生姜焼き定食屋さんとか。といったように基本地元の食材以外を使うことは考えてはいないとのこと。
もちろん、他国や県外の素材を使わない、ということではないらしいですがそれだと良さが出ない、地元の食材を使って、食文化を紡いでいきたい。と熱い想いで語ってくれました。