桐島畑
野菜作りは土と野菜のチカラなり、十和が誇るオーガニック農家「桐島畑」
年間78品目もの野菜を、すべてオーガニックで栽培するスーパー農家
四万十町十和地域の小野地区、国道381号線の本線から四万十川をまたいだ対岸、1町7反(25mプール42個分)の広さで78品目以上を栽培し続ける「桐島畑」さん。土づくりを第一に考えており「化学肥料や農薬をやれば、その時の病気は防げるかもしれんけど、野菜自体のチカラが育たんね」と語る桐島さん。その中でも「菌根菌」が要、土の中の微生物を増やして良い菌をつくり、その菌が根に付着してその植物と共生する事の出来る菌だそうで、化学肥料ではこの菌は育たず、土と植物が助け合える土づくりにするまで、約10年費やしたとのこと。現在の目標は、次の人に伝えて渡していくこと。だそうで、自分流にやってきた農業を日々伝えながら、少しずつ渡していっています。地元でもなかなか買えない希少な逸品を是非ご賞味ください。
桐島畑さんの「こだわり」
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土づくりの大切さ
桐島畑さんのこだわりでまず挙がるのは「土づくり」。全ての栽培をオーガニックで手掛けており、その土台となるのが10年以上の歳月をかけて作り上げた「土」なのだそう。そして「菌根菌」が特に大切で「私の農業はまず土づくりを大切にしています。化学肥料や農薬をやれば、その時の病気は防げるかもしれんけど、野菜自体のチカラが育たんね。いい土をつくり、微生物と野菜を共存させる環境を作らんといけません。大切なのはね、なに言うてもやっぱり菌根菌よ!」と語る桐島さん。土の中の微生物を増やして良い菌をつくり、その菌が根に付着してその植物と共生する事の出来る菌だそうで、化学肥料ではこの菌は育たず、土と植物が助け合える土づくりを心がけています。
自分らしく、そして面白く。
就農して35年以上経ちますが、まだまだ現役バリバリの桐島さん。アメリカで2年間農協研修をした後、最初の6~7年間は地元JAに出荷する野菜として、主に米ナスの栽培をしていましたが「段々とね、マニュアル通りにやるのがつまらんなってきてね。」と、アメリカで学んだ事を思い出しながら、国に守られながらの日本の農業の弱さに少しづつ疑問を抱き、試行錯誤しながら28歳で完全に有機栽培に転換。ナバナ・オクラ・スナップエンドウなどでスタートし、同じ志を持つ仲間たちと支え合って経験を重ね、現在では年間78品目もの野菜を、すべてオーガニックで栽培するスーパー農家にまでなりました。
野菜の伝道師になればいい。
桐島さんの次の目標は、次の人に伝えて渡していくこと。そのきっかけは15年以上前の出来事。産地直送できる顧客が全国にできて急成長した頃で、学びの場にもよく出向いて参加していたとか。その中のある勉強会で出逢った東京から来たという料理人のひと言にハッとしたと言います。「俺は料理の伝道師になりたい。お前は野菜の伝道師になればいい。」この言葉を受け、この農業と風景を次の人へ、という思いが大きくなりました。自分流の農業を、いざ伝えるとなるととても難しかったと言いますが、スタッフの方々や研修生に日々伝えながら、少しずつ渡していっている最中だとか。また加工品にも力を入れ、ジンジャーシロップなども県内外で大人気、野菜から生まれる感動を是非感じてみてください。